だまらん

さあ、走ろう。

第30回日本山岳耐久レースは、月夜見の第二関門9時間18分でリタイアしました

ハセツネは、久しぶりのトレラン大会でした。
一気に振り返ります。

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第30回日本山岳耐久レースは、月夜見の第二関門9時間18分でリタイアしました。
冷たい雨の降り続く中、泥だらけでスリップし続ける足場の悪さと、思った以上に体力の消耗が大きく、続行困難とみて終了しました。

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■記録

第一関門 4:08:29 395位/1591人中 (浅間峠,22.66km)
第二関門 9:18:04 435位/1304人中 (月夜見山駐車場,42.09km)

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■スタート前

10:30、武蔵五日市駅到着。
前回参加の8年前は、控室の体育館が狭くごった返しでしたが、今回は高校の体育館も含めて控室が広がった分、だいぶ分散され、ナンバーカードを持ってる選手でないとは入れない制限もあり、だいぶ余裕がありました。

スタートブロックは、エリートブロックのほか、予想ゴール時間10・11・12・14・15・16時間と、だいぶ細かく分かれていました。前は3つか4つだったと思います。嫁さんと一緒に14時間ブロックへ。

気温は20度超えてなかったかな。曇り空でこの時点では良いコンディション。
このあと雨にならなければなあ。

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■スタート~第一関門(22.66km) 04:08:29 (時刻:17:08)

13時スタート。スタートライン超えるまでは30秒もかからずでした。
右脚ふくらはぎに少々違和感あり。水を多く詰めたザックではあまり走ってなかったので、慣れるまでは慎重に行きます。
廣徳寺越えてシングルトラックになるところからいつもの渋滞スタート。
前半、飛ばさないためにも、ここで無理に越さないことが重要なので、流れに任せて走ります。

市道山分岐が2時間10分、醍醐丸が2時間55分ぐらいでした。雨は16時前ぐらいですかね、降り始めました。

それほど前を追うような走り方はしてなかったのですが、連行峰より手前で渋滞解消。ちょっとペース速いかもしれないと考えていました。次第に雨が強くなってきたので、冷える前にレインを羽織ります。

浅間峠への下りから足場はだいぶ荒れてきて、結構滑ります。
一度盛大にすっころんで左足の根元を強打。これを書いている火曜日も朝もまだちょっと痛むぐらい。
ヘッドライトを付けたのですが、思ったより足元が明るくならない。
夜間走行は何回かやりましたが、霧がでてくる状態での試走はやってなかったので、それで黄色いフィルタが必要なのねと思いつつ、スピードはかなり落として行きました。

それでも、浅間峠には17時08分に到着。
8年前は4時間30分だったので、結構速いペースで進んできていました。

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■第一関門~第二関門(42.09km) 09:18:04 (時刻22:18)


浅間峠からは、ストックを出して登ります。雨も強くなりレインウエアも頭まで被るので、ライトの照射範囲も狭まり、なかなかスピードがだせません。
あと、気温が下がったからか体力の消耗が大きく、お腹の減るスピードも速くなりました。
想定よりも食料の消費が早かったです。


上りがきつくなる+泥だらけで滑りやすい斜面はしんどいですねー。
ストック大活躍なのですが、体力は消耗します。一瞬雨が止んで走りやすくはなったのですが、この上りでまた雨も強くなり、霧も多く出てきました。

5時間30分経過の丸山、笛吹峠あたりかな、
後ろから嫁さんが声を掛けて抜いて行きました。
元気そうだったなー。悪天候はほんと強い。


このあたりはどんどん後ろから来る人に道を譲ってゆっくり上る感じでした。
何とか三頭山まで登り切ったあとは、激下り。泥だらけの斜面もあいまって、あちこちで悲鳴があがります。自分も盛大にお尻から滑ってます。


だいぶ精神的にもやられた状態で月夜見山第二関門に到着。
前回は9時間オーバーじゃなかった記憶だったので、かなりこの区間苦戦しています。

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■リタイアしました

ここで給水できるのですが、ここまで水分は300ml飲んでなかったと思います。ポカリスエット500mlを飲み干して、残り一本でハイドレに給水。

さて、この後どうしようかなー。と降りしきる雨の中考えました。
食料的に少々不安があって、まだこの先、御前山と大岳山があり、雨も朝まで降り続ける、レインウエアもそこそこ水にやられていて、疲労も結構ある、かなり凍えている、あまり楽しめてない、というところで、大事をとってリタイアを決断しました。
まだ行けたかもしれないのですが、まあ、致し方なし。
また、次の機会に走りにこよう。


ということで、久しぶりのトレラン大会はこれで終了しました。五日市に帰って来たのは午前2時ぐらい。着替えて体育館で仮眠し、始発で帰宅しました。

嫁さんは、14時間台で完走で素晴らしい。抜かれた時の元気の良さからして、全然大丈夫だろうと思ってましたが、さすがでした。

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■振り返り

今回は、装備設定がだいぶ甘かったなーと思ってます。
雨に向けてライトや食料計画、レインウェアはもう少し準備が必要でした。

・ライト
 ※霧対策に黄色いフィルタは用意しよう
 ※チェストライトはやっぱりほしい。
・食料
 →あんこジェル8本、パワージェル2本、inゼリー1本、カロリーメイト2本。
 ※お餅・お米系の炭水化物を序盤に追加したい。
 ※気温低下時に備えて予備追加必要。
・レインウエア
 →モンベルのパーサライト。
 ※結構使ったので、事前に防水チェック必要。

あとで、タイムや順位を見返すと、それなりに悪くないポジションだったので、8年前に比べて脚回りの劣化はそれほどなかったと思います。
8年前も書いてますが、トレランの経験値がまだまだ足りない。
このあたりは、鎌倉アルプスでバリバリ鍛えること、また五日市にも遊びにいくことにして、引き続き精進していこうと思います。

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■装備
■食べたもの
・Andoあんこジェル     x3
ウィダーインゼリー    x1
カロリーメイト      x2
一本満足         x1
クエン酸コンク(濃縮)   x3口ぐらい

■食べなかったもの
・Andoあんこジェル     x5
・メダリストパワージェル  x2
クエン酸コンク(濃縮)    残50mlぐらい

■水分
ハイドレーション1.5L(水)持参。
 第二関門まで 300ml消費(0.5Lポカリ補給)

■ウエア
上着:コロンビア omnifreeze Tシャツ(富士登山競走参加賞)
・インナーシャツ:ファイントラック フラッドラッシュ・パワーメッシュ
・アームカバー:R&L アームカバー
・タイツ:アンダーアーマー・膝上タイツ
・ゲイター:ザムストふくらはぎ
・ランニングパンツ:ミズノマルチポケットパンツ
・靴下:Tabisuke Tabizo
・レインウエア上下:モンベルパーサライ
・手袋:ファイントラック エバーブレストレイルグローブ
・手袋:テムレス 01 winter
・帽子

■そのた装備:
 ストック:ブラックダイヤモンド・ウルトラディスタンス
 ヘッドライト:レッドレンザーNEO10R
 ハンドライト:ジェントス SG-325
 予備電池(3本、レッドレンザー用電池)
 地図
 コンパス
 救急セット